食べて・遊ぼう!みんなの夏祭り 2011年7月
2011年7月30日(土)22時、東京都内を大型バスで出発。翌朝8時45分に、現地の小学校に到着しました。
子どもたちのために、ララちゃんが駆けつけてくれました!早速、体育館の中では、ララちゃん旗上げ体操と盆踊り。
スタッフによる紙芝居のはじまりはじまり~
折り紙でコマと手裏剣を
体育館の外では、縁日定番のヨーヨーつりやスーパーボールすくい。
すごい行列ですね!
卵も乳も小麦粉も使わない米粉のたい焼き!アレルギーの子が食べられるたい焼きを初めて見たと、アレルギーっ子のママさんが感激していました。
現地の小学生がお手伝いをしてくれました。『たいやきウマいよ~』
きび麺の塩焼きそば。
麺もしっかりして、野菜もたっぷり。薄味で絶品でした。
現地では魚と肉が食べられないというので、境港市のイカと豚肉を豪華な炭火焼きで。
焼いても焼いても足りないほどの人気メニューでした。
ほかにも、アレルギーっ子用のシロップも準備したかき氷。揚げたての米粉ドーナッツも。
被災地の復興のため野菜は現地で調達して、バーニャカウダなどのおしゃれな野菜プレート。大人に大人気だった本格派ラーメン。
みなさん、『食べるものがなかったから、おいしいわ~』と、どの料理も喜んで、たくさん召し上がってくださいました。多すぎるかと思った料理は、終了時間前に全てなくなりました。
『地域のみなさんの健康が心配』と“せしもクリニック”(東京都調布市)院長・瀬下先生が、診察室を開設してくださいました。
先生のご家族もアレルギーをおもちなので、先生とお話しするだけでも元気が出ます。
青空美容室も開店~
若いママたちは、ネイルアートを楽しんでいました。
大人が終わるのを見計らって…子どもたちも綺麗な爪に変身!
野外ライブも開催されました。
『何かしたいとずっと思っていた』というボーカリストの想いが、みんなの心に染み入ります。
*現地の方々からいただいたメッセージ*
保育園児のAちゃんは、いっぱい遊んで楽しんでくれたようです。嬉しさいっぱいの絵を描いてくれました。初めての米粉たい焼きは気にいってもらえたかな。
小学生のKちゃん。とてもきれいな字でお手紙を書いてくれました。
スケッチブックいっぱいに力強いメッセージを書いてくれたのは、イマドキの男子中学生6人組です。復興を担い、これからの社会を作っていく若者たち。頼もしい子どもたちが、ここにいます。
アレルギーっ子のママたち、一緒にがんばりましょう。
復興へ向けて、私たちの方こそ頑張ります。
アレルギーの子もお友達も大人も、一緒に遊んで食べる“みんなの夏祭り”は、無事に終了しました。
毎晩怖い夢をみて眠れないと泣いている子、歯ぎしりがとまらない子、風が吹いただけで『地震なの?』と怯える子・・・
被災地の母親たちから届く声に、私たちは何ができるのかを考えました。
この日、子どもたちは全力で遊び、食べ、はじける笑顔を見せてくれました。
子どもの笑顔は、大人を元気にする力をもっていると思います。
『子どもの心のケアが必要だとわかっているけれど、親も疲れ果てて・・・』というお母さん達のお役にたてたでしょうか。
東日本大震災が発生してまもなく5ヶ月になろうとするのに、大船渡市にはまだガレキの山がいくつもあります。
小学校の校庭には仮設住宅が建っていますが、買い物も不自由で、食べるものもなく、涙を流すご年配の方もいらっしゃいました。
これからも息の長い支援を、みなさまと共に続けていきたいと思います。
★“みんなの夏祭り”にご協力いただいた方々★
(株)イオンファンタジー、(有)エスピーエスエス有志
東京城南ロータリークラブ、辻安全食品(株)、日本食品(株)、境港市漁業組合、洋乃家、双芭、MERCATO、ラーメン義援隊、G-DASH、ライフサポートアソシエーション、米粉ドーナツ隊の皆さま、味華、こくさいや、大道芸の皆さま、ネイリストの皆さま、美容室の皆さま、炊き出しのお手伝いをしてくださった皆さま、取りまとめ役のTさん、親の会HP制作・管理でお世話になっているNさん、一番星プロジェクト、瀬下先生
・・・総勢70名を超える皆さまのご協力に、心から感謝いたします。
小学校の体育館と中庭の借用を快諾してくださった校長先生、休日返上でお世話してくださった副校長先生、ありがとうございました。
最後に、アレルギーの子と家族を心配して支援金を寄せてくださった多くの方々にお礼申しあげます。
食物アレルギーの子を持つ親の会 代表 武内澄子