食物アレルギーの子を持つ親の会は食物アレルギーとアナフィラキシーを学び、仲間と日々の問題や悩み解決する取り組みを行っています

2014年3月28日～30日に行われた「食物アレルギー対応北海道ツアー」に、10組の会員家族が参加しました。
食物アレルギーがあると外食や旅行はしにくいものですが、それでも子どもたちには旅行を含め様々な体験をさせたいと、親の会は考えています。
今回のツアーは、立場の異なるたくさんの関係者がそれぞれの分野で知恵と力を出し合って実現しました。

好評だったツアーの内容は、パウダースノーで世界的に有名なスキー場でのスキー体験を軸に、動物園、木工、小樽観光と欲張ったものになりました。
食事も事故が起きないことを第一に考えて、メニューも材料も何度も変更を重ね、出発ギリギリに確定しました。日本ハムさんは全原材料のアレルギー検査をしてくださいました。国立病院機構福岡病院の柴田先生が1日目の羽田空港から同行してくださったことも、参加者の安心安全を守る大きな力となりました。

ツアーは家族だけの旅行と違い、仲間がいることで親も子も自分一人ではないことに気づき 、また頑張ろうと思える良さがあります。周囲の多くの方々に支えられていることを実感できれば、アレルギーと共に暮らすことも今よりは楽になるはず。大切なものがたくさん詰まっているツアーに、多くの方が参加できることを願っています。

企画：株式会社ジャルパック
協力：日本航空株式会社、日本ハム株式会社、ヒルトンニセコビレッジ、食物アレルギーの子を持つ親の会